「もったいない」精神は、日本が世界に誇る文化。しかし、日ごろ、多くの人が何気なくやっている習慣のなかには、「ああ、もったいない……」と言わざるを得ないものがたくさんある。例えば、次のようなよくある行動だ。
エアコンの冷風が直接当たるように、風を下向きにする。タオルをふわふわにしようとして、柔軟剤で洗う。切れた乾電池はすぐに捨てる。みどりの窓口で新幹線の切符を買う。コーヒーは袋を輪ゴムでくくって冷蔵庫で保存する。近所のスーパーに車で買い物に行く。ティッシュペーパーは値段が安いものを買う……。
こうした良かれと思っての行動は、かえって高い買い物につながったり、電気代が余計にかかったり、劣化が進んで買い替えが早くなったりしてしまう。
本書では、じつはダメな節約術や買い物の仕方、食べ方、身近なモノの使い方といった「もったいない習慣」の間違いを解き明かし、正しい方法を提案している。ぜひ、この一冊を手元に置いて、「得する習慣」を身につけてほしい。