「保存が増えていくばかりで収拾がつかない」「捨てたとたんにそのデータが必要になった」「大事なファイルは見つからない」・・・パソコンの前でこんな経験をした人は少なくないはずです。実はファイルの整理はたったひとつのルールに従うだけで、ぐっと使いやすくなるのです。難しい技術は何もいりません。パソコンが使える人なら誰にでもできる情報活用整理術。これで、あなたの情報も時間もムダなく使うことができます!

序章 21世紀型の全く新しいパソコンデータ整理術 人はみなコンピュータを使いこなしているか? メールとインターネットだけできれば充分 大量の情報から必要な情報を見つけるには紙では力不足 ずぼらになったほうが使い方は進化する 使いやすいデザインと騒音対策だけに気をつける デジタルで捨てる技術第1章 ムダをとことん省くファイルのまとめ方 まず「ファイル」を理解する ファイルを整理する階層構造とは 大原則・コンピュータのファイルは「捨てない」! 膨大なファイルを捨てなくても大丈夫な理由 増えたファイルをどう整理するか ファイル名には凝らない ファイル整理の極意「作成年月日インデックス」 フォルダの階層は年月日の3階層がベスト 削除するより大容量のディスクが効率的 ディスクに選択の余地はない 最良の大容量メディアはハードディスク すべてのフロッピーディスクをたった1枚のディスクに 読めないディスクのデータも読んでしまう 大量のFDを捨てるにもデータの変換は重要第2章 使いたい情報がすぐに見つかるファイルの検索 従来のデータベースソフトは使えない 手軽な行動日誌が高度なデータベースになる 入力した情報は再利用してこそ価値がある 変更になった予定を記載すればデータベースは完成 データは徹底的に活用することで検索しやすくなる ファイル名はつけなくてよい! ファイル名なしにどうやって探すのか? 「使った」ことで資料がインデックスに進化する 使わなかった資料をまとめておくメリット もっともコンピュータらしい使い方「全文検索」 検索システムは「過去を記憶する」もうひとつの頭脳 全文検索かキーワード検索か 全文検索とリンク検索、どちらが速い? コンピュータ・ファイルの「超」検索術 コンピュータならではの整理法「ハイパーリンク」第3章 ファイリングにも使えるデジタルカメラ利用法 写真をデータ化する多様なメリット デジタルカメラで旅行がペーパーレスになる なんでも撮っておくのがうまく使うコツ 紙とデジタルの写真の差はなくなった 書類をデジタルファイリングするなら「マクロ撮影」 デジタルカメラの撮影に三脚は不要 ファイリングに適するのは150万画素以上 書き写すよりもはるかに手間がかからない スキャナの時代はもう終わっている ゆがみのない資料を作りたいときだけ必要なスキャナ第4章 紙の山を整理するデジタルファイリング デジタルファイリングで紙を捨て情報を残す デジタルファイリングはコピーと同じ 資料の山がなくなり、仕事の能率が格段にアップ あなたは探し物で時間をロスしていないか? 本に付箋を貼るより効率的な「サムネイル」 デジタルファイリングに向くスキャナはない OCRだけは絶対使わない 大量の資料にはアウトソーシングというテもある デジタルファイリングで机の上から書類が消える 保存先の選択はどうするか? ファイリングした資料の利用率は80%を超える 判断に迷ったものは保管しておく ファイル形式はJPEGとPNGが長期利用に有効第5章 美しく、コンパクトにサウンド・映像の整理法 サウンドや映像もデジタルファイル化できる MP3は、CDの救世主となるか!? 音質を下げずに音楽CDを整理する技術 CDチェンジャーを使ってより聴きやすくまとめる 曲の情報は検索できなければ意味がない リストはアルバム名・曲名・歌詞の3階層構造で 映像はDVD-Videoを選んで情報を圧縮 映像整理の最新鋭「ハードディスクレコーダー」 終章 新しいものはこの情報整理から生まれる 21世紀型コンピュータと書斎の関係 どんなデザインが理想か コンピュータ用の机はコンピュータに向いていない 進化する机とは? 情報を活用するための整理術あとがき