江戸人と歌舞伎なぜ人々は夢中になったのか
田口章子
ISBN13桁 | 978-4-413-04044-0 |
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ISBN10桁 | 4-413-04044-9 |
Cコード | C0221 |
判型 | 新書判 |
ページ数 | 192ページ |
定価 | 734円(本体:667円) |
出版年月日 | 2002年12月15日 |
武家のお家騒動や心中物など、演目が世相の最新情報を伝え、役者が新しいファッションや髪型を生んだ。幕府に吉原と並ぶ二大悪所と称されながら、庶民のあいだで派生した歌舞伎は、武家の社会にももてはやされ、江戸人の暮らしになくてはならないものになっていく。世界有数の巨大都市・江戸の流行を生み出し、現代に受け継がれた、江戸っ子の「はり」と「粋」の世界をのぞく。
監修者紹介
田口章子(たぐちあきこ)
東京都生まれ。学習院大学大学院修了後、京都造形芸術大学で教鞭をとり、現在、芸術学部助教授。日本近世文学を専攻し、特に近世演劇・歌舞伎を研究テーマとしている。主な著書に『江戸時代の歌舞伎役者』ほか多数。