無理な頼み事を「面倒な仕事」と相手に感じさせないテクニック、取引先に「キツい条件」を受け入れてもらう状況のつくり方、一度OKした案を上手に断る方法・・・等、“NO”の状況から“合意”を引き出す技術。言いにくいことを言ってカドを立てず、交渉をスムースに運ばせるコツは、じつは本題を切り出す前の事前「整理」にあった!

プロローグ 交渉を上手く運ぶコツは、この7つの“整理法”にあった (1)言いやすい状況を整える (2)言いたい内容を整理する (3)相手の心理的負担を読んでおく (4)筋道を整理し、理由・根拠をはっきりさせる (5)言うタイミングを整える (6)相手が聞き入れやすい「場」を整える (7)自分の感情を整理する第1章 やっかいな「頼み事」を、すんなり了承させてしまう方法 1 「面倒な仕事」と感じさせないテクニック 2 激励の仕方で相手の心理負担も変わる 3 説明ひとつで、仕事への姿勢は違ってくる 4 人間関係を壊さずに催促するタイミング 5 一度断わられても、ここに気づけば挽回できる 6 難しい条件の「譲歩」を引き出すには 7 どこまで無理がきくかは、この“積み上げ”にある 8 「キツい条件」を受け入れてもらう状況のつくり方 第1章のまとめ●上手に「頼み事」を伝える交渉ポイント第2章 カドを立てずに、ハッキリ「NO」を伝える技術 9 「対立」を生む状況はこうして避ける 10 一度「OK」した案に「NO」を言うには 11 先約を上手に取り消す三種の神器 12 断わりにくい状況をどう一変させるか 13 得意先の誘いをスマートにかわす術 14 お世話になっている人からの借金・保証人の申し出には 15 「満足感」を与える酒席の切り上げ方 16 相手の好意を踏みにじらないための手 第2章のまとめ●上手に断れる人の交渉ポイント第3章 相手に“聞く耳”を持たせる、上手な「苦情」の伝え方 17 相手のプライドを傷つけない叱り方 18 欠点を注意するときこそ、長所を強調せよ 19 「するな」では相手の聞く耳は開かない 20 謝られるだけで話を終わらせないための知恵 21 反論の仕方で、同意を引き出す技術 22 NOと言えない「場」をつくる 23 「聞き方」しだいで相手は反省する 第3章のまとめ●上手に苦情・不満を伝えられる人の交渉ポイント第4章 「言い訳」になるか、誠意と取られるか、この分岐点 24 “クレーム客”を“顧客”に変えるコツ 25 おなじ失敗報告でも、伝え方で印象はこんなに違う 26 “言い訳”になる人、ならない人の差 27 納得を得る弁解、非難される弁解 28 納期遅れこそ「先手」で告げる 29 謝るタイミングひとつで信用は深まる 30 それ以上、ミスを責められない“ひと言” 31 百の言い訳より、一の“対処”を 32 このやり方で“失言”は打開できる 33 失敗をフォローできる人は「場の切り替え」が上手い 第4章のまとめ●上手に弁解できる人の交渉ポイント第5章 巧みに「ピンチ」を切り抜ける、とっさの対応術 34 担当外の苦情をどう処理するか 35 部下に恥をかかせないこんな機転 36 弁解すればするほど逆効果になるケース 37 悪意のある発言に効果的な一撃とは 38 激しいトラブルを収拾するこの切札 39 身に覚えのない誤解をすんなり解いてもらうには 40 つぶされた面目のスマートな取り戻し方 41 器の大きい上司だからこそできる切り返し方 42 答えにくい質問からさっと逃げる技 第5章のまとめ●上手にピンチを切り抜ける人の交渉ポイント第6章 あえて「厳しいこと」を言うべきときの説得法則 43 人事評価を納得してもらうための“話の順序” 44 本人が望まない異動はここに気づかせる 45 相手の意欲をそがずに説得する“押し引き”術 第6章のまとめ●「厳しいこと」を上手く伝える人の交渉ポイント