恋愛の格差
村上龍
ISBN13桁 | 978-4-413-02153-1 |
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ISBN10桁 | 4-413-02153-3 |
Cコード | C0095 |
判型 | 4-6判ハードカバー |
ページ数 | 256ページ |
定価 | 1540円(本体:1400円) |
出版年月日 | 2002年10月10日 |
男に依存しなければ生活していけない女は、自分の運命を他人に託すことになる。それは多大なリスクだ。それでも、リスクを実感できる分、女の方が男よりも有利かも知れない。社会の階層化の影響は、どちらかというと女よりも男の方がシリアスだ。この本は、格差について書かれているが、格差を言い立てて、不安を煽るのが目的ではない。現代日本の「格差を伴った多様性」の中での、恋愛の可能性について書かれたものだ。
著者紹介
村上龍(むらかみりゅう)
1952年長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。76年『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞受賞。メールマガジンJapan Mail Media(http://jmm.cogen.co.jp/)も配信中。