8月15日に終わらなかった戦争「占守島の戦い」で散った曾祖父を追う19歳の僕が初めて知った“自分が戦争とつながる”歴史
牛谷雅
| ISBN13桁 | 978-4-413-23422-1 |
|---|---|
| ISBN10桁 | 4-413-23422-7 |
| Cコード | C0095 |
| 判型 | 4-6判ソフトカバー |
| ページ数 | 256ページ |
| 定価 | 1870円(本体:1700円) |
| 出版年月日 | 2025年12月17日 |
2023年、筆者は自宅の掃除中に、曾祖父についての文書を見つけました。文書のタイトルは「昭和二十年八月十八日占守島戰闘間行方不明となつた牛谷功社員の行動について」。そこから筆者は、名前すら知らなかった曾祖父の人物像に興味をもつことになります。調べていくと、曾祖父は「占守島の戦い」に、停戦交渉軍使のロシア語通訳として随行し、戦死していたことを知るのでした。“終戦”3日後にそんな戦いがあったのか。19歳の情報系高専生が、あらゆる方法で自分のルーツを探すなかでわかった、占守島の戦いのこと、そして戦争、平和、家族愛について、等身大の思いを綴ります。
著者紹介
牛谷雅(うしたにまさし)
2005年生まれ。長野県出身。長野工業高等専門学校電子情報工学科在学中。専門の情報工学を活かし、趣味でウェブサイト開発も行う。2023年から、「占守島の戦い」で停戦交渉軍使に通訳として随行し戦死した曾祖父を調べ始める。学生生活の傍ら、自ら靖国神社や国立国会図書館へ足を運び、全国戦没者追悼式にも遺族として参列。およそ2年半の歳月をかけて、曾祖父の足跡を辿った。2024年、本調査の記録を元にした企画で「第20回出版甲子園」に応募し、準グランプリを受賞。本作がデビュー作となる。
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