老いの矜持潔く美しく生きる
中野孝次
ISBN13桁 | 978-4-413-04329-8 |
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ISBN10桁 | 4-413-04329-4 |
Cコード | C0295 |
判型 | 新書判 |
ページ数 | 192ページ |
定価 | 817円(本体:743円) |
出版年月日 | 2011年8月15日 |
わたしは六十歳を過ぎてからの日々こそ、自分の本当の人生であるように感じてきた。――人生八十年時代といわれる超高齢化社会をどう生きるかを考えることは、われわれ現代人にとっては切実かつ重要な問題である。本書は、人間の生き方について思索を重ねてきた著者が、ゲーテ、ヘッセ、良寛、柳宗悦、小林秀雄といった先賢の言葉から、矜持ある老年の幸福とは何か、を再考した意欲作。
著者紹介
中野孝次(なかのこうじ)
1925年、千葉県生まれ。東京大学文学部独文科卒業。カフカ、ノサックなど現代ドイツ文学の翻訳紹介、日本文学の批評、小説、エッセイなど多彩な執筆で活躍。著書に『清貧の思想』など多数ある。2004年没。