イスラムvsアメリカ 「これから」を読み解く5つの視点
田中宇
ISBN13桁 | 978-4-413-03303-9 |
---|---|
ISBN10桁 | 4-413-03303-5 |
Cコード | C0030 |
判型 | 4-6判ソフトカバー |
ページ数 | 240ページ |
定価 | 1045円(本体:950円) |
出版年月日 | 2001年11月10日 |
イスラム過激派とアメリカの戦いがはじまった! 本書は、2001年9月11日の米同時多発テロの背景にある、イスラム世界とアメリカの激動をまとめた緊急出版。「誰が、何のために、どうやって、テロや戦争を起こすのか」といった、新聞ニュースからは伝わってこない国際情勢の真の動きがこの本を読めば見えてくる。「田中宇の国際ニュース解説」で16万人の読者を持つ著者の本領が発揮された一冊である。「田中宇の国際ニュース解説」http://www.tanakanews.com/
はじめに第一章 イスラム過激派を育ててしまったアメリカ アメリカが育てたイスラム過激派 アメリカ大使館爆破テロの背景第二章 米国の「アフガン制裁」がもたらすもの 終わらないアフガン内戦 「聖戦」の泥沼に沈みゆくパキスタン パキスタンで過激化するイスラム 出稼ぎと移民と難民のゆくえ第三章 「ユダヤvsイスラム」、つくられた対立の図式 戦争を準備するイスラエル イスラエルに未来はあるか 分解するイスラエル 「誰がユダヤ人か」をめぐる陣取り合戦 イスラエル英雄伝、ネタニヤフとバラク イスラエルとレバノン もう一つの二〇〇〇年問題 「金融の元祖」ユダヤ人の歴史第四章 「難民国家」パレスチナのゆくえ イスラエルの真実、パレスチナの真実 ガザ地区の人々 分裂する聖都 近親憎悪をやめない三つの一神教 「水は命」を思い知る中東の水戦争第五章 「聖戦」が刻んできた歴史 「革命」を知らない子供たち 「原理主義」に疲れたイランの人々 チェチェンをめぐる絶望の三角関係 戦争が育んだプーチンの権力 インドネシアとイスラム主義 煽られた「聖戦」 宗教戦争という名の利権争いあとがき
著者紹介
田中宇(たなかさかい)
1961年東京生まれ。東北大学経済学部卒。共同通信に入社。記者として活躍後、97年にマイクロソフト入社。99年に退社、独立。あらゆるメディアで、ニュース解説や事件のコメントなどの活動を活発に続けている。